2008年08月08日

夏休み初日、パリ旅行のスライドショーを作りました

今日からオリンピック、そして夏休み。
外は35℃、朝夕、散歩にいきましたが、さすがに暑かったです。
あとはのんびり。
先日から使ってるペンタックスフォトアルバムは優れモノです。
無料で1ギガ、一日いくらまでなどという制約なし。アップロードはまとめてドカンとできます。アップロードのスピードも速い。いろんな設定操作が分かりやすい。セキュリティもしっかりしてるように思えます。
簡単にスライドショーにできるのに、そのスライドショーがすごいんです。
ハートの写真をスライドショーにしているうちに、一昨年のパリの膨大な写真をスライドショーにしたくなって、やりました。
サイドバーに写真のインデックスをつけてリンクをはりました。見たいときに見れるように。
見ていると、あの夏がよみがえってきます。

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2006年09月29日

フランスは、結構、”赤い”

ミッテランが社会党をブレークさせるまで、フランス共産党はずーと20%くらいの支持率を維持していた。
つまり、フランスは結構、”赤い”国なのだ。
この写真はラファイエットの食品売り場だ。
椅子があり、従業員は座ってレジをうっている。長い列ができているのは、客の一人がトラベラーズチェックを出したためだ。
それをチンタラ、チェックしているのだ。客の待ち時間が延びようがどうしようが、気にも留めない。しったことか、という感じだ。
そして閉店時間がくると、ただちに業務をを終える。
客なんかおかまいなしだ。
が、文句をいう客はいない。
フランスは、結構、”赤い”のだ。
それも当然かもしれない。フランス革命にパリコミューンのお国柄だ。
いや、そんなに遡らなくても、ついこの前のことだ。若者を簡単にクビにできる法案に怒った市民が騒いだのは。
結局、あれでドビルパン大統領の目はなくなってしまったのだ。

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2006年09月23日

くそったれ美しきパリの12か月

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パリ旅行の後遺症は続いている。
先週の土曜日は、近くにあるカルフールに、開店時刻にいき、焼きたてのバゲットをゲットしてきた。ヤマザキの食パンなんて食べられない。
まあまあ、いけた。

まだパリ本を買ってる。
フランス史講(柴田三千雄・岩波)とこの「くそったれ美しきパリの12
か月」(スチーブン・クラ0ク@ソニーマガジンズ)。
後者は、おもしろかった。
「うん、うん」と頷いたり、「ああ、そうか、そういうことだったのか」と思い出しては再考したりと、いろいろだ。
あれほどフランスやフラン人にうんざりだったのに、最後のあたりになると、帰省してまずいイングランドの料理にうんざりしたり、どうして近所にベーカリーがないのだと怒ったりする。
笑ってしまう。わかる。
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2006年09月22日

32.帰国 ハートを迎えに (8.30 -6)

無事帰国。
日本時間は、3月31日午後2時30分。
暑い。湿気がある。
何事もなく入国審査を終え、パーク500に電話。10分で送迎車は来た。

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3時24分、クルーガーで家に向かう。
行く先は、藤沢のたろ動物病院。
早くハートに会いたい。
しかし首都高は渋滞していた。東名は良かったが、インターを降りてから藤沢までがまた渋滞。気がはやる。
香港から帰った日のことを少し思い出す。
いや、今度はだいじょうぶだ。

はたして、お姉さんに抱かれてきたハートは、元気だった。
一瞬びっくりした表情があったが、すぐに飛びついてきた。
いい子にしてたそうだ。朝夕2回、散歩をさせてくれたという。
お土産を渡す。2人にはお菓子、高木先生にはプラスワイン。

外はすっかり暗かった。
お腹がすいたので、オリジン弁当を買って帰った。ハートを置いて外食にはいけない。

家に入ると大喜びで、とても興奮して走りまわった。
ご飯をペロリと食べ、遊びまわり、ぼくらが食後にべたマカロンも要求し、さらにスティックをかじった。
満足そうだった。

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2006年09月21日

31.香港空港は楽しい (8.30 -5)

11時間のフライト後、香港で乗り換え。
それほど苦ではない。
というのも、この空港はお店がいっぱいあるので退屈しない、とても楽しいのだ。
そのせいで、時間を忘れてしまい、搭乗口にいくのがギリギリになってしまった。

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2006年09月20日

30.楽しくないCDG (8.30 -4)

CDGはやはり混んでいた。
要するに狭い、小さい空港なわけだ。

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kayがラファイエットで作成してもらった書類を税関に提出。伊勢丹の女性には、荷物を見せろと言われることもあると言われていたが、何事もなかった。
受け取りを、彼女に言われ通り、空港内のポストに投函して完了。
15分くらいですべたが終わったわけで、これは確かにありがたい。

しかしキャセイのカウンターの方は、長蛇の列だった。
30分くらいは並んだろう。
チェックインで預けた荷物は往路と同じ3つ。簡易バッグは機内持ち込み。
一緒の席だったので、ほっとする。
そのまま出国審査に回り、終わって時計を見るとちょうど12時だった。搭乗時間は13時15分だから、1時間はある。
kayとkeeは免税店を楽しみにしていたが、CDGの免税店はちっぽけで、ぜんぜん楽しくなかった。

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2006年09月19日

29.タクシーで空港へ (8.30 -3)

タクシーでCDG空港へ向かう。
メトロのある通りにでて、オペラ座を過ぎ、車はどんどん走った。
車の中からシャッターを押す。
パリ、そう、これがパリだとつぶやきながら。
しかし高速に入ると、パリらしい風景はすぐに失われてしまった。
空港までは40分。渋滞もなく着いた。53eur。
ドライバーは無愛想な中国人だった。

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2006年09月18日

28.チェックアウト (8.30 -2)

それから頑張って荷作りをした。
二時間近くかかった。
来た時はスーツケース3つだったが、簡易バッグ(キャスター付き)が二つ増えた。

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飛行機は2時半。少し早かったが、11時にロビーに下りた。
あの親切なミスターXがいればいいなと思ったが、いなかった。
タクシーを呼んでもらい、ぼくらはホテルを後にした。

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2006年09月17日

27.焼きたてのバゲットというもの (8.30 -1)

最後の日の早朝、ぼくはホテルを出て、近くのパン屋に行き、焼きたてのバゲットを買ってきた。
パリに来て二日目の朝にも、この店ではないが、焼きたてのバゲットを買ってきて、あまりのおいしさに驚いてしまった。
だからパリ最後の日に、どうしても、もう一度食べようと思ったのだ。
焼きたてのバゲットは、千切ると、パラパラと細かいパンくずが、あたり一面にこぼれる。
何もつける必要はない。すばらしくおいしい。
ところが、数時間たつと、もうその味は失われてしまうのだ。

最後の朝食は、このバゲットのほかは、水とヨーグルトとチーズだった。
最高だった。信じられないようなおいしさだった。

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2006年09月16日

26.稲葉本お薦めのビストロ (8.29 -4)

その店は「レ・ボシュワール」。

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kayが電話をかけ、8時に予約をした。早めに出かけたのだが、稲葉本のアバウトな地図で迷い、ウロウロしてしまった。
それでも、店に着いたのはちょうど8時。ぼくやはどうしようもなく日本人だ。
それにしても、この時間なのに日は高く、暑い。
どうせならヴェルサイユで天気回復してほしかった。

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店の前にはすでに数人の客が待っていた。
時間ちょうどに、年配のおじさんがでてきて鐘をならし、イッツ・ショーターム、と言ってみんなを笑わせた。
店内はかなり広く、素朴でいい雰囲気。

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やがて別の若いギャルソン(といって、もここもジーンズにTシャツだが)がやってきた。
英語堪能でハンサム。ユーモアを交え、楽しくメニュー選びに付き合ってくれる。
「何がお勧め?」、「そのどちらがいい?」と訊くたびに、にやりと笑って「おなかすいてる?」、「おなかいっぱい食べたいの?」って言いながら、いろいろ話してくれるのが嬉しい。

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ボリュームがありそうな感じだったので、メインには魚と豚とをひと皿づつにした。
だが、そのまえに何か前菜でワインを飲みたい。
何がいいだろうと聞いた。
彼は、またニヤリとして「エスカルゴはどうだ」との回答。

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これが、うまかった。こんなにカタツムリがおいしいとは、恥ずかしながらこの歳までしらなかった。keeとぼくであっという間に一皿を平らげ、すぐに追加すると、彼はまたニヤリ。

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少し離れたテーブルを見ると、一人で来ていた男性客が、エスカルゴの大皿で、ワインを一本ゆっくりと飲んでいた。

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メインは魚も豚肉も、とてもおいしかったし、ボリュームもあった。

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パンもデザートも食べるのだから、ぼくらにはこれで十分だった。
でも、ぼくらは、もっと食べたかった。
で、またかれを呼んで、もっと何か食べたいと相談した。
かれはまた、にこやかにつきあってくれた。
野菜たっぷりのスープをもらった。これが、またおいしかった。

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だが隣テーブルのドイツ人グループは、メインをふた皿づつ食べていた。
反対隣のテーブルに座っていたフランス人の男女カップルは、サラダにメイン。ゆっくりとおしゃべりを楽しみながら、ワインを空けていた。
そうして、すばらしい雰囲気の中で、最後の夜は更けていった。

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10時をだいぶ回ったところでぼくらは腰を上げ、ハンサムなギャルソンに礼を言い、一緒に写真撮影をして、店を出た。

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2006年09月15日

25.ふたたびラファイエットへ (8.29 -3)

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それからラファイエットへ行って買い物をした。
不思議なことに、伊勢丹デパートの駐在員がいて免税の手続きをしてくれる日本人客専用のカウンターがある。
バッグやらお土産を買ってカウンターにいくと、手馴れた感じで免税の書類を作成してくれた。
明日空港でこれを渡せばいいと書類を手渡されたが、実際、その通りで何も問題はなかった。
しかし今やここでも、中国人客がもっとも多く、専用カウンターの規模もここの3倍くらいなのだと、その駐在員が言っていた。

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外にでると雨はすっかり上がっていた。
ぼくらは荷物を抱えてホテルに戻り、一休みししながら稲葉さんの本をめくって、最後の晩餐をどこで食べるか考えた。
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2006年09月14日

24.ピエール・エルメの本拠地へ (8.29 -2)

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インバリッドでメトロに乗り換え、サンジェルマン・デ・プレへ行く。
kayとkee念願の、世界一のカリスマ・パティシエの店にいくためだ。サンジェルマン・デ・プレ教会のすぐ目の前だったが、さほど目立たない店構えで、思ったよりも小さかった。
しかし客足は絶えず、その繁盛ぶりが伺えた。
アラブ人がベンツで乗りつけたと思えば、若いカップルが買ったばかりのマカロンをお店をでるとすぐに頬ばったりしていた。
日本語ペラペラの若い男性の店員がいたのには驚いた。
やはり日本人客が多いということなのか。
4日の日持ちがするというので、二人はしこたま買い込んだのだった。

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2006年09月13日

23.ヴェルサイユへ  (8.29 -1)

パリも予定していたところはほぼ行ったので、最後の一日はまた足を伸ばそうと思った。
kayと相談した結果、ヴェルサイユというチョイスになった。やはりフランスまで来て、アンシャンレジームの象徴、真の栄華というもの見ずには帰れない。ところが起きてみるとまた曇り空。意地が悪い。しかしぼくらは気合をいれて、9時にはホテルをでた。

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ヴェルサイユへのルートは3つくらいあったが、インヴァリットで乗り入れているRERに乗り換えるという選択をした。これは最高だった。乗り換えの切符売り場で、往復の乗車券とヴェルサイユの入場券がセットになったチケットを購入できたからだ。係員も親切で、英語で説明してくれた。しかも割引にしてやろうという感じで、keeは18歳以下かと確認してくれたのだが、kayがそうだと言う前に、本人が19歳と答えてしまった。入場料は半額になるところだったのに残念。

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メトロはあんなに分かりやすいというのに、鉄道は本当に分かりにくい。職員にきいたホームにいくと、たくさん観光客がいたので安心していたが、まだ予定の時間ではないのに、急にみんなが走り出す。
たまたまそばにいた日本人の男女二人連れが教えてくれたので助かったが、その人は前の汽車に乗りそこなったのだという。
予定よりもだいぶ早く発車したらしい。伊豆急のような二階建て列車は満員だったが、なんとか二階に席を確保できた。40分ほどで駅に着く。

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そこから歩いて宮殿の入り口までは数分だった。

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入場券を買うための長い列を横目に、ぼくらは広大な宮殿に足を踏み入れた。太陽王ルイ14世が建築を決めてから完成までに半世紀をかけたという。
宮殿内を歩く。
想像することもできないような豪華絢爛、雄大壮麗な世界が、これでもか、これでもかと続く。

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宮殿を一巡して外にでる。
インフォーメーションでもらった地図を見ながら庭園に踏み出した。
30分くらいはかかるらしかったが、ぼくらはプチトランのも乗らず、マリーアントワネットのトリアンに向かって歩きはじめた。
小雨がぱらついていたが、途中に売店があり、暖かい飲み物にありつけたのは嬉しかった。

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大小二つのトリアンを見てから、また歩いて宮殿に戻ると、もう2時近かった。
ぼくらは売店でお土産を買い、宮殿を後にした。

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2006年09月12日

22.アンバリッドを見てからラファイエットへ (8.28 -4)

思えば今日は月曜日で、旅も終盤にさしかかってきた。
明日はベルサイユに遠出することにしている。
さて、まだ見ていないものは、とガイドブックをめくりながら考え、アンバリッドに向かった。

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アンバリッドを出て、セーヌ川に向かって歩いた。

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まだバトー・ムーシュにも乗っていなかったので、アルマ橋に向かおうとしたが、kayとkeeはバトー・ムーシュより買い物がいいという。
しかし、いつの間にか7時近くなっていた。サンジェルマンの高級スイーツ店は間に合わないので、三日前にちょっと入っただけのデパート、ラファイエットに向かった。


本館を少し見たあと、別館に行き、我が家の愛犬ハートに似合いそうな、ビロード仕立てのリードを見つけてkayは大喜びした。
それを買ったあと、アイスクリーム売り場で、おいしいおいしいアイスクリームを食べてから、またいろいろ物色していると、閉店を知らせる音楽がなる。
あわててレジに持っていくと、レジの女は時間ぴったりに仕事をやめて、片付けを開始して、まったく取り合おうともしないのだ。
すごい。非常に、驚いた。

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2006年09月11日

21.モンマルトルでムール貝 (8.28 -3)

そこからモンマルトルまではすぐだった。
幸い雨もあがり、ぼくらは坂道を上がって行った。

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テルトル広場までくると来ると、かなり観光客がいた。
ぼくらは空腹だったので、一軒のレストランに入った。
ムール貝を食べている客がいた。
テニス仲間のSさんから、あれだけは食べたほうがいいと薦められていたのだった。
ぼくらはさっそく、白のグラスワインとともにたのんだのだが、Sさんには感謝しなければいけない。ほんとうに、すばらしく美味しかった。
ほかにオムレツ、サラダ、ピザなどをたのんだが、すべて良かった。約60eur。

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腹ごしらえをしたあと、サン・クール聖堂に行った。
聖堂の階段は見晴らしがきいて、パリの街を一望できた。
いつのまにか陽がでてきた。ぼくらはそれからゆっくり歩いて、モンマルトルの丘を降りていった。

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2006年09月10日

20.クリニャンクール蚤の市は失敗 (8.28 -2)

外にでると雨はほとんど止んでいた。メトロでクリニャンクールへいく。

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地上に出て少し歩くと、露天商らしきものが並んでいるのが見えた。
さっそく中に入る。
ジーンズ屋、靴屋、カバン屋、時計屋などが並んでいる。昔の新宿みたいだ。
しかし予想していたものより、かなりスケールが小さい。あっという間に一巡してしまった。
なーんだ、こんなもの、とぼくらは少し、いやかなり、がっかりしてしまった。

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いつだったかテレビで見たときは、すごい賑わいだったのに、おかしいなあとkayは言う。
おまけにまた小雨が降ってくる。
お腹も空いてきたので、ぼくらはモンマルトルに行って食事をすることに決め、メトロの駅に戻って行った。

しかし、これが大失敗だったとこは、夜ホテルに戻ってガイドブックを見てわかった。
ぼくらが見たのは、駅から一番近い市場だけで、他にもあと4つくらいの市場が、その先にあったのだ。
持ち歩いていた地球の歩き方には、あまり詳しいことが書かれていなかったので、ああ、こんなもんかと早合点してしまったわけだ。

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2006年09月09日

19.ピカソ美術館 (8.28 -1)

前夜ホテルに戻ったのは10時近かった。今日は蚤の市に行こうと思っていたが、外を見ると、少し雨が降っている。
たぶん午後には止むのだろうから、先にピカソ美術館にいくことにした。
keeが、大学のフランス語の先生から、是非行くようにと薦められていたのだ。

11時に美術館に着いた。雨足は弱いものの、まだ止んでいない。ちょうど見終わるころには止んでくれと念じつつ、中に入る。

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実に膨大なコレクションだったが、これはピカソの死後、相続税の物納としてフランス政府に納められたのだという。
さほど混んでないので、ゆっくりと鑑賞できるのはいい。
でも、少し飽きてしまった。
ピカソが創作しているところを撮影した古いビデオフィルムが流れていたが、それが一番印象に残ったくらいだ。
あまりピカソは好きでないのだ、改めて思った。

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2006年09月08日

18.ロワールの古城<シュノンソー> (8.27 -4)

シュノンソー城は、広大な庭園をもつ優雅な白い城で、すばらしかった。
アンリ1世の寵姫ディアーヌ・ド・ポアチェ、正妻カトリーヌ・ド・メディシスをはじめ、代々の城主が女性であったことから、「6人の奥方の城」とも呼ばれるという。

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2006年09月07日

17.ロワールの古城<クロ・リュセ> (8.27 -3)

クロ・リュセは、レオナルド・ダ・ヴィンチが最後の3年を過ごした家。
フランソワ1世のための発明やイタリアから持ち込んだ『モナリザの微笑み』の最後の仕上げに励んでいたという。
ダビンチコードで話題性があるからツアーに組み入れているのだろうが、“お城“という感じではない。ぼく個人としては、もっとスケールの大きい城にしてほしかったと、少し思った。

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2006年09月06日

16.ロワールの古城<アンボワーズ> (8.27 -2)

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TOURAINE EVASIONのミニバンには、ぼくらを含む8人が乗った。
女性三人連れと夫婦。
三人組はアメリカ人で、なんと祖母と母親と娘。そのおばあちゃんは東京にいたことがあり、いろいろ話しかけてくれる。
夫婦のほうはイギリス人で60歳前後。
ドライバーはブロークンな英語を早口で喋る、なかなか愉快な男だった。
まずアンボワーズ城、それからクロ・リュセの館、最後がシュノンソー城を回るという。

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アンボワーズ城は、シャルル7世、ルイ11世、シャルル8世、フランソワ1世などの国王達が過ごしたお城で、イタリア・ルネッサンス様式が 取り入れられた最初の建造物という。
非常に見晴らしいのいいロケーションで、城から見渡す景観はすばらしかった。
そのあとワインの試飲があった。
ぼくはは荷物になるのが嫌だったので買わなかったが、ほかの二組は買っていた。
パリをでて、ロワールにきて、本当によかったと思った。

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2006年09月05日

15.トゥールへ (8.27 -1)

モンパルナスSNCF駅に着いたのは発車時刻(9:10)の25分まえ。
なんとか無事に乗れそうだと思いきや、そうもいかなかった。
とにかく、全てが分かりにくいのだ。
まず改札はなく、自分で刻印機に切符を差込んで刻印しておかなければならない。しかし、どれが刻印機なのかわからず、訊かなければならなかった。
そして昨日の今日なのに、やはりホームがわかりにくい。
さらには、指定席を探すのにも苦労した。何号車の何番とは買いてあるのだが、その車両にいっても該当の番号が見つからないのだ。
結局違う車両に乗っていたわけなのだが、そんなこんなで着席できたのは発車時刻の5分まえだった。

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TGVで田園風景をながめつつサンピエール駅まで1時間。そこで接続している普通列車に乗り換えて一駅、5分でトゥール着だ。パリからは70分。日本語ガイドつきのツアーバスがパリから出ているのは知っていたが、国鉄にものってみたかったし、こういうほうが面白いと思ったのだ。

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トゥールで汽車を降りる.
構内にミニバスツアーのブースがあった。
きれいで優しそうな中年女性ががチラシを配っている。

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地球の歩き方には3社のツアーが紹介されていたが、駅構内にブースがあるのはここだけと写真がでていた。
彼女は、そう、その写真がうちです、と英語で説明を始めた。
午後1時半にスタートして、この駅に戻ってくるのが6時ころ。帰りの汽車は7時半なので十分間に合う。見学するお城は3つ。
とても感じがいいので、お願いすることにした。ひとり22eur。
彼女はさらに地図のコピーを出して、出発までの2時間は、この順番でこれこれをしなさいと、地図にマーカーを塗りながらアドバイスしてくれた。

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ぼくらは駅をでて、彼女の地図をみながら、市庁舎の前を通り、中心街のほうの向かった。
なんて美しい街だろう。

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なんとも偶然なのだが、パリまでのフライでkayの隣になったK大生の女性が、両親がこのトゥールに住んでいるので帰省してきたのだという。きれいなところだと話を聞いたこともあって、トゥールの街も歩きたかった。パリからのツアーバスをやめた理由にそれもある。期待にたがわぬ美しい街並みをみながら、一度でもこんなところに住んだら、とてもパリなんかには暮らせなだろう、と思った。

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しばらく行くと、彼女のお勧めコースに入っている教会の前にきた。
中からパイプオルガンの音が聞こえた。日曜日なのでミサらしい。入り口付近で賛美歌のコピーを配っている尼さんに会釈して、中に入らせてもらった。
観光客はいない。トゥールの人たちがミサに来ている教会なのだ。
ぼくらは椅子に腰かけて、ミサを見学させてもらった。
重層なパイプオルガンの伴奏をバックに流れる、美しい賛美歌のコーラスを聴いていると、異教徒ながら、心洗われるような敬虔な気分になった。
ぼくらはそこに20分ほどいて、いくばくかの小銭を献金箱に入れてから教会を後にした。

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そこで食事をするといいと勧められた一番の繁華街に来た。
日曜日なのでほとんどの店は開いていなかったが、観光客が多いためあろう、広場の周りの飲食店はみんな営業していた。

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その中の一軒のオープンデッキに腰掛け、ガレットやサラダを食べた。
ガレットを食べるのは初めてだったが、実においしかった。ボリュームもまずまず。
エスプレッソ、カプチーノももちろんうまい。
パリでも思ったが、こういうものやパン、サンドイッチ、ケーキなどがすべて美味しいので、フランスではアメリカ資本のファーストフード店などが流行るわけがない。
さすがにマックとスタバは何軒もあったが、そのほかのファーストフードチェーン店はほとんど見ない。


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腹ごしらえをしたあとは、彼女の一番のお勧めだといった教会へ回った。
しばらく歩いて角を曲がって、その教会が視界に入ってきたとき、kayは背筋に寒気が走ったという。
その表現は大げさではない。
昨日みたノートルダム寺院よりも、美しく、荘厳で素晴らしいと思う。それは、ぼくら3人の共通の感想だった。
2日にわたって苦労したが、トゥールに来たのは正解だった。

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2006年09月04日

14.バスティーユのオペラ座 (8.26 -4)

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シテ島からメトロに乗って、バスティーユで降りた。
オペラ座があまりにもすばらしかったので、“新オペラ座”のほうも見ておかないではいられない気分だったのだ。
しかし、バスティーユ広場の革命記念塔の後で見た建物は、あまりにも現代的だった。
もう夕方で閉館していて、中に入れなかったこともあるが、ちょっと拍子抜けだった。

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少し歩くと疲れてきたので、ぼくらはまたメトロに乗り、“真性オペラ座”の近くの店でチャイニーズを食べた。

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日本語のわかるおじさんがいて楽だったが、味は大したことなかった。
食べながら、かなり疲れている、と感じた。
しかも、明日はパリを抜けでて遠出だ。
ぼくは早めにホテルに帰りたかったが、kayとkeeは腹ごしらえでまた元気になり、モノプリに寄って、いろいろ買い物を始める。
結局ホテルに戻ったのは9時過ぎ。
明日、起きれれるのかしらん・・・。

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2006年09月03日

13.シテ島 (8.26 -3)

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シテ島に近づくにつれ、観光客なのだろう、人が増えてくる。
あれがノートルダム寺院で、あれが最高裁判所で、としばらく歩いてから、サンミッチェル橋たもとのカフェに入った。

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映画で見るような、いかにもフランス人という感じの大柄なギャルソンがやってきた。
ぼくらのオーダーを確認すると、厨房の前まで行き、大声かつ大げさなイントネーションで、エ〜スプレッソ、カアプチイ〜ノオ・・・とかなんとか、ぼくらの注文を奥に伝えていた。
なにか歌でも歌っているみたいに聞こえた。

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カフェといえばエスプレッソだが、どこもおいしい。
実は日本ではあまりエスプレッソを頼んだことがない。おいしくなかったからだ。でも、これなら飲むだろう。
スタバでバイトをしているkeeは、ぼくのカフェをたいてい一口飲んで、プロ面の顔で、うなずく。ここでもそうだった。
そのkeeとKayは、たいていカフェオレかカプチーノ。これまでのところ、ハズレはない。
となりの席では一緒に旅をしているらしき若者が二人、紅茶をポットから注ぎ、ケーキをおいしそうにほお張っている。
紅茶を飲んでるからか、なんとなくイギリス人みたいな気がした。

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カフェを出て、ノートルダム寺院の前にくると、大勢の観光客であふれていた。
美しく、荘厳な建物。
19世紀に大修理されたとはいえ、こんなものが1320年に完成、とは信じられない。
しばらく眺めたあと、入り口に続く長い列に並で入場し、中をゆっくりと歩いた。
Kayとkeeは寄付をして蝋燭を灯した。ぼくは椅子に座って祭壇を見上げながら、ボーとしていた。

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どこもかしこも、行くとこ、見るもの、すべて見ごたえがあり、歴史を感じさせる。見るものを圧倒してくる。
これら文化遺産というものは、単に芸術的な価値があるというより、フランスという国の力を支える礎なのだろう。
国家、国民のアイデンティティの源のようなものではないか。
そして、そのことをフラン人たちはよく理解し、誇りに思っているのだろう。
日本にも山のような歴史的、文化的な遺産がある。
しかし、はたしてわれわれ日本人は、その価値を理解しているのだろうか?

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2006年09月02日

12.カルチェ・ラタン (8.26 -2)

腹ごしらえをしたぼくらは、モンパルナスの街を歩き始めた。

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近くにあるはずの「エドガー・ギネーのマルシェ」を探すと、すぐに見つかった。思ったよりこじんまりとした市場だった。週二日ほどやっているらしい。
肉、魚、野菜、果物、衣類などが並んでいた。珍しかったものといえば、肉屋でみたウサギらしき肉の塊くらいか。

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もう午後だからか、肉屋などは片付けを始めていたが、その肉屋の主人の風貌や表情が印象に残った。巨体、金髪、赤ら顔。隣の八百屋がもってきたハーブの匂いを確かめて、大げさなしぐさで、これはいいとか何とか言っていた。
マルシェは楽しみにしていて、何箇所かいくつもりだったが、まあ、こんなもんか、というのが正直な感想。
しかしここは小規模なので、もっと大きなマルシェにいけば、また違うのかもしれない。

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そこをでて北方向に歩いた。
途中、ぼくはCDの安売り屋を見つけ、5eurのCDを3枚買った。
アズナブールとグレコと、これは関係ないがシナトラ。

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さらに歩いていくと、もうリュクサンブール公園の入り口だった。
25ヘクタールの広い公園で、ここを抜けると、もうソルボンヌ大学があるカルチェ・ラタン地区だ。
夏は日光浴を、秋はすばらしい紅葉を求めて人々が溢れる、とあったが、この時期だからか、人数はまばらでとても静か。
いくつも彫像がある。
男がひとり、石を投げて別の石に当てる奇妙なゲームをしていた。
その先では子供を乗せたポニーがゆっくりと歩き、さらに行くとテニスコートで何人かがプレーを楽しんでいた。

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北の端までくると、リュクサンブール宮があった。ここはフランス国会上院の議場になっているらしいが、ホントかしら、という感じ。
しかし公園の出口から外にでると、警備に当たる警察官が何人もいた。

サンミッシェル大通りにでると、土地柄だろう、文房具屋や本屋が何軒もあった。
店頭では古本も売っていて、学生らしき若者が本を漁っている。
急に小雨が降ってきたので、伊東屋のような大きい文具店に入った。
それから店をでて少し歩くと、もうシテ島が見えてきた。
やはり、パリは狭い。

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2006年09月01日

11.モンパルナス (8.26 -1)

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この日はパリを離れることにした。
まずTGVでトゥールまで行き、そこから出ているロワールの古城を回るツアーバスに乗ることにした。
実はガイドブックには、このツアーバスに関するのデータが少なく、そこに記載されているタイムテーブルが正確なものなのか不安があった。
わざわざトゥールに行ったはいいが、ツアーバスに乗れなかったり、帰りの便に乗れなかったりしたら困る。
それでくだんの観光局ブースにいったわけだが、結果は書いたとおり。ガイドブックのデータで動いてみるしかない。

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モンパルナスまではメトロで20分ほどだったが、そこからSNCFの駅までは結構な距離があった。数分歩き、ついたのは10時過ぎ。

座席指定の乗車券なので、みどりの窓口のような売り場に行く。
対応してくれた若い女の子は英語を混ぜて喋ってくれたのだが、しかしトゥール行きの列車は非常に少なかった。
次が10:45の発車で、そのあとは2時間以上の待ち。
これではツアーバスに間に合わないだろうし、そもそもパリに帰れるかどうかもわからない。
どうしたもんかと迷っているうちに時間はどんどん過ぎていく。ぼくは不安だったが、強気のkayの決断で、5分まえに指定券を購入。
しかしSNCFというのは表示がわかりにくく、何番戦から乗るのかわからない。
青い制服の職員に乗車券を見せて教えてもらい、そのホームまで必死に走った。
が、既に車両の扉は閉じていた。
ホームの女職員に乗車券を見せると、「トゥー・レイト」とぴしゃり。

売り場に戻って、乗り遅れたと言うと、さっきとは違う女の子が、ああ、そうですか、という感じで対応してくれた。
やはりその日は無理なので、明日の便に変更。
乗り遅れた便は往路が1等しか取れなかったのだが、明日なら2等がとれるというので、2等でいいというと50eurくらい返金してくれた。往復300eur強と大金だったのでありがたい。
一方、乗り遅れたペナルティは何もないようなのだ。
不思議な気がする。

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駅の構内をでるとモンパルナスタワーはすぐ目の前だった。
エレベーターで56Fに上がる。高層ビルなど東京・横浜には山ほどあるから、実はさほど期待していなかったのだが、違っていた。曇っていなかったせいもあり、パリの街がはるか遠くまで、360度見渡せた。
すばらしい景観だ。昨夜のエッフェル塔からみた夜景も美しかったが、こうして眺めていると、あれがルーブルで、あれが凱旋門でというふうに、パリの街の全貌がよくつかめくる。
街のイメージが脳裏に刻み付けらていく。
これがパリなのだ。

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お昼になったのでタワーを降り、近くにあったレストラン「PIZZA DEL ARTE」に入る。
名前の通りイタリアンで、世話してくれたのもイタリア人のお姉さん。パスタ、サラダを食べた。
一昔まえパリのスパゲッティといえば、茹ですぎのひどい代物だったが、もはやそんなことはない、とモノの本には書いてある。
はたして茹ですぎではなく、けっしてマズくはなかったが、意外なことに味付けが少々薄めだった。
先日のルーブルのカフェでもそうだったが、何人もの客が塩をパラパラふりかけ、好みの味に自分で調整して食べている。
そういうものらしい。3人で40eurくらい。

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2006年08月31日

10.エッフェル塔 (8.25 -4)

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やがてエッフェル塔が視界に現れ、セール河畔、トゥビリー橋に着いた。ぼくらはエッフェル塔を見上げながら、セーヌに沿ってさらに進み、イエナ橋を渡った。

エッフェル塔のチケット売り場には長い列が伸びていた。30分は並んだろう。1階までか、2階までの券を選ぶことになっていて、最上階の3階までの券は売られていない。上でしか3階までの券が買えないシステムなのだ。変わってる。エレベータで2階まで上がると、時刻は既に8時を回っていて、あたりは暗く、パリの夜景を一望することとなった。

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1時間くらい四方八方を眺めて、写真もとり、もういいかなと思っていると、長蛇の列が見えた。ぼくらもすぐ列に並んだが、15分くらいは待ったろう。
しかし順番がきて、整理係りの女の子に半券を出すと、この券では上がることはできない、と言われた。下りエレベータの乗り口ではなかったのだ。
おまけにkeeだけが帰りの半券を切られていたので、返してくれとkayが言うと、かわいい顔をしたその女の子は、わたしは知らない、何もしてない、ときつい口調で言ったきり、とりあおうとしない。
仕方がないのでそのままエレベーターで降りた。
下の出口はノーチェックで何事もなかったが、せっかくの良い気分が、ちょっと盛り下がってしまったのは事実。
昨日の観光局の職員といい、今日の(最初のころの)警察官といい、このネーちゃんといい、フランス人はイマイチだ・・・。

そこからメトロの駅まで15分くらい歩き、ボンヌ・ヌーベルに着くともう11時近かった。
さすがにこの時間から食事をする気にはなれない。もっとも途中でいろいろ買い食いするので、あまり腹は空いてない。
せっかく稲葉さんの本を持ってきたのだが、いろんなところを気の向くままに歩き回るので、なかなかチェックしていた店にも行けないが、しかし、“食べる”ために、“見物”を犠牲にするわけにもいかない。仕方ない。
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2006年08月30日

9.凱旋門からシャンゼリゼ大通 (8.25 -3)

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メトロに乗ってシャルルドゴールで降り、本物の“凱旋門”を見る。はやり、大きい。こうでなくっちゃ感じがでない。150万人の戦死者の代表として1人の無名戦死者を埋葬してあるという。仏のために命をささげた人々の共通の記念碑というから、靖国神社のような問題はないのだろう。日本は宗教法人にしたことと、A級戦犯を合祀したのが間違いだったと改めて思った。

それからシャンゼリゼ大通りを歩いていった。歩きながら、表参道はここを真似たんだろうな、と思った。いつのまにか6時近くなっていて小腹もすいてきたので、ぼくらは休憩がてらどこかに入ることにした。オープンカフェはどこも繁盛していたが、かなり暑かったので、ぼくらは、オープンカフェは止めにした。チェーン店のようなお店に入り、ゆったりとした椅子に腰を下ろして、飲み物をとり、ケーキやサンドイッチを食べた。

そこを出てさらに進むと、おいしそうなアイスクリーム屋があった。今度はそれを買って食べながら歩いた。しかしこのアイスもおいしい。

フランクリンルーズベルト公園で通りを右に折れ、モンテーニュ通りに出ると、あたりの雰囲気が一変した。ふと、ビバリーヒルズのようだと思った。しかし、この通りは店じまいが早いらしく、高級ブランドの看板をかかげた店がいくつもあったが、どこも既に閉店していた。しばらく行くと高級ホテルがあった。誰か有名人かスターでもくるらしく、ホテルの前には、20人くらいの追っかけの人たちと、かなりの数のSPがたむろしていた。誰か見届けたい気がしないでもなかったが、そうもいかず、ぼくらはさらに歩いていった。
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2006年08月29日

8.オペラ座 (2006.8.25 -2)

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警察署からいったんホテルへ戻ってパスポートをセーフティボックスに入れると、もうお昼時だった。
ぼくらは近くのサンドイッチ屋によって腹ごしらえをした。
ここのバゲットのサンドイッチもおいしかった。このバゲッドのサンドイッチはどこにでもある。パン屋だけでなく、カフェにも、通りや駅の売店にも、スーパーにも。まさにパリの主食といった感がある。値段は4〜5euroだが、ボリュームがあるのでランチなら十分だ。
ぼくらの隣では、40代くらいの女性がひとり、ご飯が少し中に入ったサラダを食べていた。この料理もとてもポピュラーだ。
食事をしているうちに、ぼくらは次第に気分が晴れてきたが、それとともに陽射しも強くなってきた。パリの朝は暗く、小雨模様の日が多い。が、午後はしだいに陽射しが強くなる。そして夜は8時でもまだ明るい。雨は急に降ってきても、またすぐに止んでしまったりする。だから平気で傘もささずに濡れながら歩いてる人も少なくない。気温は最高温度、最低温度とも東京に比べて5度程度低いが、陽射しが強くなるとかなり暑くと感じる。しかし湿気は低く、ドライで、夏の東京よりはるかにすごしやすい。


店をでて、ぼくらが向かった先はオペラ座。
素晴らしかった。あまりにも素晴らしかったので、ぼくらは3時間以上もオペラ座の中にいて、何枚かわからないほどの写真を撮った。
こんなところでバレーが、もしギエムでも見れようものなら、いくら金を払ってもいい、と思った。
しかし残念ながら、8月はバカンスで公演がないのだ。
もし、また近いうちにパリに来ることがあるとすれば、それはここでの公演を見る目的以外には考えられない、とさえ思った。
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2006年08月28日

7.警察に行く (2006.8.25 -1)

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ぼくらが話し合って出した結論は、財布はスラれたに違いない、というものだ。
昨夜、店をでてメトロ・シャロット駅の改札を入った直後、keeは後ろから来た黒人にどーんと当たられた。
その男は足早に去り、keeはやってきた車両に乗りこみ座席に座ってからバッグの中を確かめた。すると財布がなかったわけだ。
店内ではバッグの中に財布があったことを確認している。体当たりをして、keeがよろけた瞬間、あの男はファスナーのついていないバッグの中に手を入れて抜き去ったに違いない。
それを改めて確信したのは、その翌々日のことだ。
ボーンヌーベル駅の改札を入った直後、keeはまたもや黒人に体を寄せられ、バッグの中から化粧品の入ったポーチを抜き取られかけた。
このとき、keeは気丈にもポーチの端をつかみ、男の手から奪い返したのだが、これが連中の手口なのだ。
たぶんメトロ改札口のあたりで、カモがいないかあたりをつけているのだろう。


それはともかく、朝、ぼくらは教えてもらった最寄の警察署に行った。
出かける前に、地球の歩き方の巻末をめくっていると、盗難にあったら、最寄警察で盗難・紛失証明書を発行してもらえばいいと書いてあり、警察にいったらこう言えというフランス語の言い回しものっていた。
読みながら、パリは一大観光都市なんだからこういうことは日常茶飯事のはず。
たぶん警察署には手馴れたスタッフがいて、この言い回しを切り出せば、事はオートマチックに運ぶのではないか、などと甘いことを考え、そのフランス語をメモ用紙に書きとめた。


しかしそうないかなった。警察署の扉をあけると、中にはまたガラス戸の扉があり、鍵がかかっている。
20代の若い警官一人がPCのキーボードをたたいていたが、ぼくらを見ると手元の制御装置で鍵を解除し、ぼくらを中に入れた。
部屋はさほど広くはなく、応対カウンターと椅子が4脚ほどあった。
くだんのフランス語のメモを見せたが、彼はニコリともせず、めんどくさそうな感じでの応対が始まる。
ただ申請用紙は各国語の様式が揃っているらしく、日本語の注釈が入ったものがでてきた。しかし彼はフランス語で一方的に何かを指示してくる。当然わからない。英語でお願いできないのかと聞くと、英語なんかわからないとにべもない。
これはどうなることかと思ったが、ここからkayの奮闘が始まった。
英語と、辞書片手のフランス語を交えて何とかコミュニケートしながら、彼の指示を確認しつつ、申請書に必要事項を記載していった。
途中、ぼくはパスポートの提示を求められてホテルに取りに帰ったのだが、戻ったときには大半の記載が終わっていた。警察官も次第に打ち解けてきたのか、同情が沸いてきたのか、最初より、かなり物腰が柔らかくなっていた。
こうしてともかく、kayの大奮闘により、ぼくらは証明書を入手することができたのだった。
しかし残念なことに、警察署の中での写真は1枚もない。
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2006年08月27日

6.天国から地獄 (8.24 -4)

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その店を10時半に出るまでは、最高の夜だった。
そしてメトロがボンヌ・ヌーベルに着く少し前、keeの顔色が変わった。バッグの中に財布がなかったのだ。
2万1千円のサマンサ・ヘッジの財布の中に入っていたのには、保険証、学生証、クレジットカード3枚、キャッシュカード1枚、20euro,6千円。

不幸中の幸いだったのは、この日ホテルのフロントの当番が、非常に親切なミスターXだったこと。kayが顛末を説明すると、彼は実に親身になって対応してくれた。

まずレストランに電話をして忘れていないことを確認、それからvisaとmasterのセンターに自ら電話してくれた。visaは自動音声に接続されてオペレーターを捕まえられなかったが、masterはその時点でストップできたのだった。
そして明日、警察に行って、盗難・紛失証明書をもらうといいと助言し、警察の場所を教えてくれた。

その後部屋に戻って、三井住友visaのマニュアルを探すと、24時間日本語で対応してくれるコールセンターの番号が記載されていた。
keeが自ら電話をすると、日本人オペレーターがでてすぐに利用を停止してくれた。
時刻はもう1時近かった。

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2006年08月26日

5.稲葉さんお薦めのワインバー (8.24 -3)

ぼくらは買い物を終えていったんホテルに戻った。
荷物をおいて一休みし、夕食の算段をする。
実は今回旅行を計画してから二ヶ月、ぼくは様々な“パリ本”を読み漁ったのだが、中でももっとも面白かった本のひとつが、稲葉由紀子の「新・パリの昼ごはん」。

もともと星付のレストランにいく気はなかったが、この本が薦めている店には是非とも行きたいと思っていた。
ベッドで本をパラパラとめくる。チョイスしたのは「ラ・ローブ・エ・ル・バレ」。ワインバーレストランで予約は不要らしい。

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7時過ぎにホテルを出た。
シャロットでメトロを降りると、比較的簡単にその店は見つかった。
時刻は8時で、まだ先客はまばら。
ジーンズ・ポロシャツのギャルソンというより、お兄さんというのがピッタリのガイが笑顔で迎えくれ、奥のテーブルをくれた。
店はさほどの広くはない。が、シンプルでいい雰囲気。
メニューはボードに書いたものだけだが、英語版も用意してあった。お兄さんがそのボードを指差しながら、英語でいろいろ説明してくれる。

オーダーしたのは冷たいズッキーニとメロンのスープ、シーバスのソテー、ビーフステーキ、魚貝のリゾット、それに赤と白のハウスワイン。そして食後にデザート。
料理、ワイン、デザート、すべておいしかった。
評判はいいのだろう、8時半ころには大半のテーブルが埋まっていた。
ぼくらの隣のテーブルには初老の男二人が向かい合って座り、メイン一皿でワインをゆったりと飲みながら、延々3時間は喋り続けていた。
ぼくは彼らを横目でチラチラと眺めながら、なるほど、これがフランス人なのか、とシミジミ思ったのだった。

これで70euro。星付きのレストランなら一人分の支払いでもこれでは足るまい。
だいたい普通のパリジャンが、始終そんなところで食べてるはずがないのだ。
ぼくは兄さんとがっちり握手をして、その店を後にした。
冒頭の写真の青シャツがその彼だ。

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2006年08月25日

4.オルセーにて (2006.8.24 -2)

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オルセーは素晴らしかった。
ルーブルの何倍も楽しめたのは、印象派の絵画というものが、ぼくらにとって非常に親しみがあるということなのだろう。彫刻にはそれほど馴染みがないのだ。
ルーブルには圧倒され、見ているうちに疲れ果てていくような感じがあったが、ここではゆったりとした気分で、絵を楽しむことができた。
ミレーの晩鐘、落葉拾いなど超メジャーな幾つかの作品を除いて、大半のものはガラスにも覆われておらず、直近の距離で見ることができ、写真撮影も許されていた。
ぼくのベスト1は、ゴッホの自画像。見た瞬間、背筋に悪寒が走った。

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オルセーを後にしたのは4時過ぎ。途中、中の喫茶コーナーでサンドイッチなどを食べたりはしたが、結局4時間以上もいたことになる。

ぼくらが向かった先はピラミッドのパリ市観光局ブース。
目的はロワールで古城めぐりをするための情報収集がメインだったが、そのほかにも各種のチケット購入やレストラン・イベントの予約までやってくれると書いてあったので、その様子見もあった。
当然、日本語のできるスタッフもいるのだろうと期待したのだが、そんな期待は裏切られ、実際には事務的な応対をするスタッフが二人いるだけの、そっけないブースだった。
ぼくが赤坂の観光局で既に入手していた日本語版の地図すら品切れ状態。
最も入手したかったトゥールからのツアーバスのスタート時間の情報などはないし、調べてくれるそうな気配もない。まあ、こんなものか、やっぱり。

ぼくらはがっかりしてブースを跡にしたが、近くに「モノプリ」という有名なスーパーを見つけて入った。
そこは品揃えも多く、小奇麗で、リーゾナブル、しかも八時まで営業している素敵なお店だった。その後ぼくらは4日も通うことになり、ピラミッドにきた甲斐はあった。

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2006年08月24日

3.翌朝は暗く、そして小雨 (2006.8.24 -1)

7時ころにいったん目が覚めたが、外はまだほの暗かった。
窓を開けて見たが、なんだか寒そうだ。もはや、夏という感じではない。少し気が重くなり、疲れもあってホテルを出たのは10時だった。
昨晩寝る前には、エッフェル塔からスターtしようと思っていたのだが、kayが、雨なら先にオルセーに行たほうがいいと言うので、予定を変更。

オルセー駅から美術館に向かって歩く途中で、小奇麗でおいしそうなパン屋により、バゲットのサンドイッチなどを買った。客は多く、人気店らしかったが、さもありなん、非常においしいサンドイッチだった。

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オルセーでチケット購入のために並んだ時間は、ルーブルより長く30分。
途中雨が強くなってくると、どこからともなくインド人、アラブ人が現れ、アンブレラ、アンブレラと言いながら傘を売り始める。
ぼくが5euroでその傘を買うと、雨は5分後に止んでしまった。おまけにその傘は、帰るときに開くと留め金がきちっと止まらない、ひどい代物だった。
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2006年08月23日

2.ルーブルにて

それから通りにでるとルーブル宮の入り口が見えた。
8月も終わりだからか、チケットを買うための長蛇の列はなかった。
到着したその日にルーブルに入ることは考えてなかったが、これならわざわざミュージアムパスを買う必要もない。腹ごしらえをしてから、さっそく入ろうと決めた。

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ルーブルのカフェのことは事前に本で読んでいて、入りたいなと思っていたのだが、思ったより高級な感じの店だった。
まだ12時と時間が早いせいで、先客はまばら。
僕らは見晴らしのいい席で飲み物と軽食をとったが、料理は美味しく、ギャルソンは親切で、とてもいい気分になった。50euro強。

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そしていよいよルーブル美術館へ。
そこは、なんといえばいいのだろう、とにかく見るものを圧倒する巨大な世界だった。
一フロアーを流して歩くだけで一時間近くかかる。
モナリザやミロのビーナスの周りは、とりわけ観光客で溢れかえっていたが、その他はさほどの混雑もなかった。
それでも長旅のせいで、やがて体力が、そして気力が続かなくなり、ぼくらはそこを出た。

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しばらくセーヌ川を眺めてから、メトロに乗り、ボンヌ・ヌーベルに戻り、ビールや果物などを買ってホテルにチャックインした。

荷物を解いたあと、買ってきたものを飲み食いしていると、長旅の疲労と時差ぼけが襲ってきて、その夜ぼくらは外出もせず、ベッドに沈んでしまった。

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1.サンドニからバレロワイヤルへ (2006.8.23 -2)

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ホテルの最寄り駅を確認しようと思いながら、適当に歩き始める。
少し行くと店先に果物や野菜を並べた八百屋が何軒か並ぶ通りに出た。店は“スーパーマルシェ“という看板を掲げている。
もも、ぶどう、ネクタリン、スイカなどがところ狭しと並べられ、kg当たりの単価、2euroとか3euroとかいう値札が大きく貼られている。
kayとkeeはさっそく中に入り、物色を始めた。

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その通りの先には、鳥居くらいの大きさの”凱旋門“が見えた。
「あれ、凱旋門?」とkayが言う。
「まさか」とぼく。
「でも、凱旋門って、いくつもあるんだってよ」

地図で確認するまで、それがあのサンドニ門だとは信じられなかった。
2002年フランスワールドカップ優勝のとき、歓喜した群集が押し寄せたというのだから、もっと堂々たる巨大な門だろうと想像していたのだ。
ガイドブックを読むと、あの“凱旋門”ができるまでは、これがパリで一番大きい凱旋門だったと書いてある。
門も以外だったが、周囲もまさにダウンタウンという趣で、オペラ座周辺とはまるで違う。道行く人々も庶民、労働者ふうだ。

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サンドニ門のすぐ先は、メトロのサンドニ駅があるオスマン大通りだった。
ホテルの最寄り駅ボンヌ・ヌーベルはサンドニ駅のひとつ隣。メトロ一駅の区間が、こんなに短い距離とは少し驚く。
この通りを右方向に進めばオペラ座。オペラ駅はボンヌ・ヌーベルのまたひとつ先だが、一駅の区間がこの程度の距離なら歩いてもすぐだろう。

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だがぼくらは右折せず、横断歩道を渡り、セーヌ川の方向に歩いていった。
道路は石畳で軽い登り。車はほとんどが小型車だが、日本車は走っていない。意外だ。
店先で買ったパンを食べながら行くと、あっという間にサントゥスタッシュ教会の前まで来た。もうルーブル宮はすぐそこだ。
パリの地図で想像していた距離感は、実際に歩くと、思っていた以上に短く感じた。

教会の向かいには公園があった。
その地下にはフォーラム・デ・オールという再開発で誕生したショッピング街が広がっていたが、ぼくらは降りて行かず、そこを右方向に歩いていった。

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奇妙な形をした商品取引所を眺めていると、30人くらいのツアーの一群がぼくらを追い越していった。なんとなくアメリカ人に思えた。
彼らの後ろに付いて行くと、まずフランス銀行、そしてその後、バレロワイヤルに着いた。
彼らはやがて慌しく去っていったが、ぼくらはしばらくバレロワイヤルの中庭で休んだ。

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2006年08月22日

パリ着 (2006.8.23 -1)

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香港を11時間前に飛び立った飛行機は、予定通り朝6時50分、CDG空港についた。
アナウンスによれば外は23度。予想していた通り、かなり涼しい。
今回はホテル7泊。大きなスーツケースに荷物をつめて来たから、タクシーでそのままホテルへ直行するつもりだった。
ところが何かがあったらしくタクシー乗り場は閉鎖され、多くの警官たちがいて、どこか物々しい雰囲気。出足、悪し。
タクシーをやめ、オペラ行きのロワシーバスに乗り込む。
第2ターミナルから乗ったのはぼくらだけだったが、第1ターミナルで大勢の旅行者が乗り込んできて、バスはほぼ満席になった。

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オペラ座の裏でバスを降りるまで約1時間。そこからタクシーを拾って、ホテルまでが10分ほど。これならロワシーバスで十分だ。タクシーなら50〜60euroだから、20euroは得をした勘定だ。この点では出足、良し。

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しかし「ホリデーイン・パリ・オペラ」が古く、こじんまりしていたのは予想外だった。
狭いロビーを見ているうちに、これは外したか、という気分になった。二駅先に「ホリデーイン・レビュブリック」があったのだが、オペラ座界隈だからこちらのほうがいいだろうと思って、よく調べなかったのだ。失敗だった。
フロントの男は英語ができるくせに、フランス語ばかりを使おうとする。こういう態度もやや不満。
それはともかくチェックインの手続きをし、荷物を預けて、ぼくらは表に出た。時刻はまだ10時まえだ。
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2006年08月21日

いよいよ、明日はパリへ

明日からやっと夏休み。
しかし、このヒトはそんなこととも知らず、毎日、幸せそうな日々を送っている。

明日は、9時に高木先生のところに連れていくことにしているんだけど、やはり、ちょっとセンチになってしまって、朝夕と散歩に連れていったり、いろんな食べ物をあげてしまったり、してしまった。

前回のお試し一晩お泊りの翌日は、kayが拍子抜けするくらい平気な顔でルンルンだったのだが、本番はどうか。ちょっと長いからなあ…。
でも、まあ、大丈夫でしょ。

ハート、行ってくるよ。

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posted by shiai at 18:40| Comment(1) | TrackBack(0) | paris 2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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